実店舗展開を進める米アマゾンの狙いとは?


 
以前「実店舗ニーズはEC化が進む今も確実に存在している」というエントリを書いたのですが、今や世界最大のECサービスとも言える米アマゾンも実店舗展開を進めているそうです。
 
アマゾン、リアル店舗開設を加速 NYほか全米8ヶ所運営へ [Forbes JAPAN]
 
この記事によると、アマゾンは2015年にシアトルに初の実店舗をオープンし、今年開設予定の店舗を合わせると合計8店舗となる。アマゾンのこの戦略の意図は何だろうか。以前書いたエントリでも述べたように実店舗を開設するよりもネット上で店舗を開設する方が早く、安い。取得できるデータも膨大で、営業時間は24時間365日である。ECは実店舗の苦手な部分をカバーするサービスである。
 
しかしECの巨人アマゾンが実店舗展開を進めている。純粋に実店舗展開を拡大してビジネスを大きくしていくという考えはさすがに無いだろう。やはり狙いは別のところにあるはずだ。
 
アマゾンは僕が考えるよりずっと深い思考で戦略を立てて、実行しているとは思うが、僕なりに考えてみると、この実店舗展開は「体験」を重視してのことなのではないかという答えに辿り着いた。
 
アマゾンが展開するいくつかのガジェット類を実際に触ることができ、アマゾンで評価の高い本を実際に手にとって中身を確認する。また様々なサービス、例えばカフェやレストランなどを併設することにより、総合的な体験を提供する。実店舗にはそれが狙いなのではないだろうか。
 
とまあこれは普通の実店舗戦略でも見られるものであり、TSUTAYAの代官山店など日本でも見られるものである。アマゾンの狙いはもっと別のところにあるような気がしてならないが、今の所それはまだわからない。

 

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